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HIVを持って生きるということ
HIV 感染症は、HIV (Human ImmunoDeficiency Virus=ヒト免疫不全ウイルス)が、人の免疫にとって重要な働きをしているCD4 陽性細胞に感染して破壊を続けるために、長期的には人が免疫機能を保つために必要なリンパ球などをつくり出す力を低下させて免疫力が十分に働かない状態(免疫不全)を引き起こし、健康な状態では発症しないようなさまざまな日和見感染症や悪性腫瘍を合併する疾患です。
この発症までの期間は個人差が大きく、数年から十数年以上と言われています。とはいっても近年の治療の進歩は目覚ましく、発症後感染がわかった人々が社会復帰する例も多く見受けられるようになっています。
この病気の治療は大きく二つに分けられます。

一つは、HIVというウィルスそのものに対する治療で、抗HIV 薬を服用することでウイルスを抑え、結果として免疫機構の破壊を防ぐ治療です。
もう一つは、免疫不全により発症してくる合併疾患に対する予防も含めた治療です。
この病気が発見されたのは1981年のことですが、世界的な取り組みにより、米国、欧州、日本などではここ数年HIV感染症が原因で死亡する人は大幅に減少しています。
こうした点からも、一部の日和見感染症を除き、HIV感染症の治療は発症してからでも相当高い効果を上げることが多いと言われています。
ただ、これまでの例から見ると、発症前にわかった方が治療効果が高いとみる医師が多数派を占めています。
その一方で、抗HIV薬をのまずに健康管理をしている人もいます。
どれを選ぶか、それはあなたが決めていいことです。だって、それはあなたの生き方を決めることでもあるのですからから。

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