| HIV感染症の治療には次の薬を使うことができます。年と共に副作用や服用回数を減らすなどのみやすくなってきています。このため、服薬はいつ始めるか、組合せはどれがいいか、など服薬のガイドラインが改訂されています。治療を受けようとする人は、常に新しい情報を得るようにする必要があるでしょう。 HIV感染症治療研究会「治療の手引き」などを参考にしてください。 なお、費用についての記載は全額自費の場合です。健康保険を利用した場合の自己負担は通常この3割であり、福祉制度を利用すると非常に収入の多い人でない限り自己負担分に対する補助もありますから、実際は3割より負担が低いことが多いようです。 |
| 核酸系逆転写酵素阻害剤(NRTI) | ||||
| 一般名 | 略号 | 商品名 | 費用/日 | 承認 |
| ジドブジン(AZT) | ZDV | レトロビル | \1,689.-\2,027.4 | 1987/09/ |
| ジダノシン | ddI | ヴァイデックス | \3,952-\2,514.5 | 1992/06/ |
| ヴァイデックスEC | \4,017.8-\2,490.8 | 2001/03/ | ||
| ザルシタビン | ddC | ハイビッド | \4,300.8 | 1996/04/ |
| ラミブジン | 3TC | エピビル | \2,031.6-\1,972.1 | 97/02,03/09 |
| サニルブジン | d4T | ゼリット | \2,088-\2,098.1 | 1997/07/ |
| ジドブジン/ラミジン | AZT/3TC | コンビビル | \2,940.2 | 1999/06/ |
| アバカビル | ABC | ザイアジェン | \2,138.2 | 1999/09/ |
| テノホビル | TDF | ビリアード | \2,111.90 | 2004/04/ |
| アバカビル/ラミブジン | ABC/3TC | エプジコム | \4,014.1 | 2005/01/07 |
| エムトリシタビン | FTC | エムトリバ | \1,750.9 | 2005/02/ |
| テノホビル/エムトリシタビン | TDF/FTC | ツルバダ | \3,862.8 | 2005/02/ |
| 非核酸系逆転写酵素阻害剤(NNRTI) | |||||
| 一般名 | 略号 | 商品名 | 費用/日 | 承認 | |
| ネビラピン | NVP | ビラミューン | \2,130.2 | 1998/11/ | |
| エファビレンツ | EFV | ストックリン | \2,101.8 | 1999/09/ | |
| デラビルジン | DLV | レスクリプター | \2,085.0 | 2000/02/ | |
| プロテア阻害剤ーゼ(PI) | |||||
| 一般名 | 略号 | 商品名 | 費用/日 | 承認 | |
| インジナビル | IDV | クリキシバン | \1,546.8 | 1997/03/ | |
| サキナビル | SQV | インビラーゼ | \1,060.2 | 1997/09/ | |
| SQV | フォートベイス | \1,593.0 | 2000/04/ | ||
| リトナビル | RTV | ノービア・ソフトカプセル | \1,551.6 | 1999/08/ | |
| ノービア・リキッド | \1,600.5 | 1998/09/ | |||
| ネルフィナビル | NFV | ビラセプト | \1,562.4-\1,736.0 | 1998/03/ | |
| アンプレナビル | APV | プローゼ | \1,579.2 | 1999/09/ | |
| ロピナビル・ リトナビル | LPV・RTV | カレトラ・ソフトカプセル | \1,557.4 | 2000/12/ | |
| カレトラ・リキッド | \1,574.0 | 2000/12/ | |||
| アタザナビル | ATV | レイアタッツ | \1618.6-\1,208.0 | 2003/12/ | |
| ホスアンプレナビル | FPV | レクシヴァ |
\1,601.2-\3,202.4 | 2005/01/07 | |
各薬剤の副作用、服用に際しての注意事項など詳細を知りたい場合は、商品名のリンクから直接ジャンプできます。
ここ数年、HIVの投薬治療は3剤もしくは4剤以上の組み合わせでおこなわれています。ガイドラインの改定も頻繁に行われており、情報には敏感でいたいものですが、情報に振り回されてしまうことは避けたいものです。情報は単に判断の材料でしかなく、それを十分吟味して、自分の生活にフィットしたものを選ぶのは、本人であるあなたです。ただし、今現在、効果に疑問があったり、効果より弊害の方が大きいことがわかってきた治療法もあります。そうした治療法は『推奨されない治療法』として、指針やガイドラインに記されています。自分の体を守るためには、どれがいいか?を知ること以上に大切である場合があります。主治医からの情報収集を心がけましょう。
推奨されない抗HIV療法 備考 ◆ 単剤療法 但し、周産期のHIV感染防止AZT単剤使用している血中ウィルス量1000コピー以下の妊産婦は例外。 ◆ 逆転写酵素阻害剤2剤併用療法 2剤併用療法を行っていて、ウィルス量が抑えられている場合は継続。 ◆ ABC+TDF+3TC ◆ ddI+TDF+3TC ◆ RTVを併用しないSQVのPI組み合わせ ◆ d4T+ddI 他に抗HIV薬の選択肢がなくリスクを上回る有用性がある場合は例外。 ◆ 妊娠中のEFV 他に抗HIV薬の選択肢がなくリスクを上回る有用性がある場合は例外。 ◆ AZT+d4T AZTがd4Tの効果を殺してしまうため。 ◆ d4T+ddC 末梢神経障害がひどくなる◆ ddI+ddC 末梢神経障害がひどくなる◆ ATV+IDV ◆ APV+FPV ◆ FTC+3TC ◆ 3TC+ddC
※注:妊婦への治療に関しては妊産婦に対する抗HIV療法と母子感染予防 を参照してください。
抗HIV薬、エイズ関連治療薬はよくシビアな副作用が言われますが、一般的な情報を簡単にまとめたものはこのサイトのHIV関連薬と副作用で紹介しています。実際日本で起こった副作用として報告されているものは、平成12年以降国内で共同調査を行っている「HRD(HIV関連薬)共同調査」のサイトで公表されています。ただし、このHRD掲載の情報は非常にわかりにくいので注意してごらんください。
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